2025年03月11日

予感

東日本大震災から14年。あの頃まだ名前のついていない、後に『新しい青の時代』として完成することになる作品のレコーディングが難航、毎日ため息をつく3月だった。震災をきっかけに作業は完全に中断、それから1年後に「予感」という曲を書いて再びレコーディングが再開された。だから。この歌には震災後の1年の感情がつまっている、と感じる。歌うといつも蘇る、忘れない気持ちがあります。




予感/山田稔明
山田稔明:vocal, guitar, bass, chorus
吉野友加(tico moon):harp, chorus
itoken:drums, toy piano
上野洋:flute
安宅浩司:clarinet  

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2025年02月24日

三連休の逢着

3月23日に吉祥寺PARCO屋上で開催される芝生蚤の市。3回目の今回、「音楽ステージ」をお手伝いすることになっていろいろ計画を進めている。主催のギャラリー芝生店主と吉祥寺のカフェで打ち合わせをして、だいぶんそのイメージが固まってきた。というところで、「山田さん、」と別のテーブルのお客さんから声をかけられて「吉祥寺に遊びにいくなら、と山田さんTシャツ着てきたら、その山田さんがお店に入ってこられたんです」と胸を張ってチミスミスTシャツを見せてくれた。こないだTOMOVSKYさんのライブを観にいったときも「いつもインスタ見てます」と話しかけてきてくれた方がいらっしゃったのだけど、そういう声がけは気恥ずかしくも、嬉しい。思い切って話しかけてくれてありがとう。

夜に、高円寺まで出かけて、大阪の清荒神AHSOでのライブでお世話になった「ヅカデン(宝塚電子倶楽部)」の展示、というのかパーティーというのか、なんだかとても賑やかな催しを覗いた。とても活気に溢れていてピカピカキラキラとまばゆい照明に目を細めた。文字通り、眩しい風景だった。予期せず人に出くわしたり、思い立って人に会いにいったりするのはやっぱり楽しい。

「逢着(ほうちゃく)」とは、なにかに出あうこと、出くわすこと、行きあたること。最近『美しい日本語の辞典』という本の開いたページをぼんやり読むのが好きで、この逢着という言葉もそこで出会ったのではなかったか、それこそ言葉に逢着する喜び、である。

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2025年02月08日

誰かが歌うのを聴きたくなって

1月の千葉でのGOMES THE HITMANワンマン以来ずっとライブが続いていたから、1ヶ月ぶりの自分の演奏のない週末になった。誰かがギターを弾き歌っているのを観たくなってライブに出かけた。昨日は安宅浩司くんの下北沢ラカーニャでのライブ。安宅くんとは先月グレープフルーツ・ムーンで共演したぶりだったけれど何だかえらく時間が経ったように感じるのは毎週末のステージの内容が全然違うからだろうか。彼の端正な演奏を聴くと僕ももっとギターが上手くなりたいといつも思う。歌もとっても良い。温度がいい、っていう感じがする。実家に立ち寄る機会が多くて過去の自分と対峙することになった、というMCからの流れで歌われたブルーハーツの「TRAIN TRAIN」がしみじみと良かった。同い年だから僕もあの頃のことを思い出す。ハンバートハンバートの良成くんがいたので映画『ぼくのお日さま』のサウンドトラックがすごく良かったと感想を伝えることができた。レテに寄ったらtico moonの影山さんがいて少し話ができたし、下北沢ではいろんな人に会えて、楽しい。

さかのぼって、金曜日の夜は新宿レッドクロス(何年ぶりに行っただろうか)へ出かけた。最初に演奏していたのは秋山璃月さん、とても色気と雰囲気のあるシンガーソングライターで、惹き込まれた。2000年生まれだそうだ。こんなふうに若い素晴らしい音楽家がたくさん毎日どこかで演奏しているのだろうな。「秋山くんの35学年上だ、おれは」と次に登場したのはトモフスキーさん。先週の上田禎さんのチャリティライブでの演奏が感動的だった、と友だちから聞いて僕も久しぶりにトモさんのライブが観たくなったのだった。楽しいのにときどきギュッと胸を掴まれたように感動してしまうのはなんでだろう、と昔からずっと不思議。この日のステージも心の泣き笑いが忙しい、素晴らしい歌だった。

ここ最近東京の夜はものすごく寒くて、もういっそのこと雪が降ったりしたらいいのにと思うけれど空は踏みとどまっている。マフラーで鼻まで隠して凍える帰り道、いいライブを観たあとの心はポカポカで、その日聴いたうろ覚えの言葉とメロディーを鼻歌で歌いながら歩く。帰ったらギターを触ろうと思っている自分はどこまでも音楽の好きな人間なのだなあと再確認。音楽が好き。

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2025年01月30日

日は沈み、また昇る

2011年の震災のときに知り合って付かず離れず連絡を取るようになった宮城県気仙沼に住む人がいて、僕は彼のことを「気仙沼くん」と呼ぶのだけれど、気仙沼くんが昨年の誕生日に楡周平著「サンセット・サンライズ」の文庫本と映画のチケットを送ってきてくれた。聞けば、舞台が気仙沼とのことで、数年前に僕が『おかえりモネ』という朝ドラにハマったときも「ぜひ気仙沼に」と誘ってもらってたんだけど、再訪を誓ってから随分時間が経ってしまっていることを申し訳なく思いつつも頂いたチケットで映画を観てきた。

宮藤官九郎脚本ということで、会話劇がテンポよくて楽しくてどんどん物語に惹き込まれていく。コロナ禍の2020年から始まる物語が10余年の過去から続く震災の経緯と交錯してそれぞれの想いがつづれ織りのように重なっていく。海の幸の美味しそうな映像にとてもお腹が減るし、今年こそは気仙沼へという思いも強くなった。きっと自分で選んで観にいく映画ではなかったと思うので、今回気仙沼くんが機会をくれたことに感謝。映画『サンセット・サンライズ』、笑って泣いて、とても面白かったです。

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2025年01月25日

故郷の朝

完全に朝型体質になってしまったので仕事で地方に行った朝も5時には起きてしまう。佐賀でも早く起きて、でも西のほうは東京に比べて30分くらい日の出が遅いのでウォーキングするにも真っ暗でつまらないので、思い切って早めにチェックアウトして子供の頃から慣れ親しんだ山に登ってみた(レンタカーで)。基山町は「きやまちょう」と読みますが、町を見下ろす基山(きざん)という山があり、そこは草スキーで有名な、子供の頃から何度も遠足で登ったり大人になっても友達とアウトドアを気取って意味もなくコーヒーを飲みにいったりする場所だった。

朝7時半頃、基山から見下ろす町と太陽の光がとてもきれいで、空気も澄んでとても気持ちがよかった。そのまま自然道をつたって先祖のお墓まで行って手を合わせようと思って走る。お墓に着くとちょうど太陽の光が墓石を煌々と照らしていて、この光を計算してここにお墓を作ったのかなと驚いてしまった。ものすごく神々しい風景でした。実家がなくなっても、故郷はやっぱりいいものです。ホームランド。自分という存在の始まり。

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2025年01月21日

メジャーデビュー記念日

1月21日はGOMES THE HITMANの初メジャー作『neon, strobe and flashlight』が発売された日。1999年のことでした。長い時が経ったし、いろんなことがあったし、あっという間だったとは全然思わない。今でもこのレコードを聴くとこそばゆい未熟さがあるけれど、ここが出発点。春の歌が多いのは季節柄ですね。久しぶりに聴いてみたいと思います(拙さに悶絶しながら)。

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2025年01月17日

キャロットタワーから神楽坂

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杉真理さんのラジオ「アフタヌーンパラダイス」にゲスト出演、久しぶりに杉さんと話せて楽しかった。番組最後まで居座らせてもらって、メッセージやリクエストもたくさんありがとうございました。番組終了後はアシスタントのマーナちゃんがお誕生日だったということでご飯会に誘ってもらって美味しいご飯と少しのお酒。とても寒い日だったけれど心はホカホカに。

そこから飯田橋へ移動。コロナ禍中に閉店してしまった恵比寿天窓switchのスタッフ陣が再起して立ち上げる新しいライブハウス「神楽坂天窓」のお披露目パーティーに。もともとクラシック音楽が鳴らされていたという会場はウッディーな感じで恵比寿のときとはまた雰囲気が全然違うけれど、新しい物語がまたここから生まれたらいいなと思う。ギターが用意してあったのでオープンマイクで「手と手、影と影」を歌ってみた。近いうちにこのステージで歌うことになるでしょう。楽しみにしていてください。

神楽坂天窓 X

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2025年01月09日

M.J. Lendermanを観た

お正月休みは音楽漬けだった。あらためて自分は90年代からずっと音楽に生かされているのだなあと実感した。そんななかで、昨年の個人的音楽ベスト2(1位はWaxahatchee)に選んだアメリカのシンガーソングライターM.J.Lendermanのフリーライブがあるというので出かけた。在籍バンドWednesdayで来日していたタイミングで実現した嬉しい企画。サイン会もあって、僕はアナログ盤にサインをもらって少しの言葉を交わすことができた。

新代田FEVERをほどよく埋めるくらいのオーディエンスが集まり、ライブはエレキギター弾き語りに加えてWednesdayからラップスティールギターのXandy Chelmisが全曲、そしてWednesdayのボーカルKarly Hartzmanも数曲サプライズ出演するというとてもスペシャルな50分だった。アルバム『Mannning Fireworks』を全曲、そして最後はピンク・フロイド「あなたがここにいてほしい」のカバー。25歳のMJがなぜこんな歌を?と不思議に思ったが、帰宅して気付いたのはこの日がシド・バレットの誕生日だったということ。

良いものを観た。

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2025年01月06日

夜明け前ウォーキング

一昨年の秋から習慣になった朝のウォーキング、冬の一番寒いこの時期になっても決まった時間にぱっと目が覚めて、すぐに靴下を履き(起きてすぐ靴下を履くと寒くても機敏に身体が動くよ)夜が明ける前に外へ出る。なんというか、夜明けを迎えにいく感覚がある。途中コンビニで僕がいつもコーヒーを買うからいつもの店員さんが僕を見るなり紙コップを用意してくれる。それに対して僕はようやく「ありがとう」とニコッとできるようになったところだ。

夜明けは毎日あってお正月の初日の出も1月4日の日の出も等しく美しい夜明けだ(写真は1月2日の日の出)。今年初めて息を飲むような桃色の空を見たのが今日で、毎日違って毎日おもしろい。スマホの歩数計を見ると去年歩いた記録がわかるのだけれど、雨の日や体調が悪い日、ライブで地方に行っているときなどは歩かないので年間300日くらいは朝のウォーキングをしていたらしい。今、朝日が顔を出す時間はだいたい7時を少し過ぎたあたり。季節が進めば夜明けとの早起き競争になる。朝の時間に考えたことが具現化されたらいいなと思う。

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2024年12月13日

終わり始まり、よみがえる

急に電話が鳴って出てみると、恵比寿にあった天窓switchの元店長からだった。とても久しぶりだったからびっくりしたが、聞けばようやく新しいライブハウス再開のメドが立ったというから僕も声が大きくなって「よかったねえ」と喜びあった。場所は神楽坂で、名前は「神楽坂 天窓」というそうだ。2000年代からずっと恵比寿天窓switchでソロで「夜の科学」、GOMES THE HITMANで「猫町オーケストラ」というライブをやらせてもらって、お店が閉まるときに僕は「月あかりのラストワルツ」という曲を書いて捧げたが、それを僕が音源化する前にお店が復活する。とてもめでたいことだが、この時代にライブハウスを新しく立ち上げることがどんなに大変かとも思う。ぜひオープニングイベントを、というオファーにできることでサポートしたい。年始に一度見学に行ってみようと思う。

そして2008年からずっと西の拠点、宿り木のようなお店だった加古川チャッツワースが年内で閉店する。親戚みたいな付き合いなのでいろんな事情や窮状は聞いていたけれど、6月に歌いにいったときにはこんなに急に終わりがくるとは思わなかった。でも、岸本さんたちが「おしまいにする」と決断したことに敬意を持って受け止めたい。続けていくことより終わらせることのほうが時として難しいことも知っているつもりだ。週末の最後のチャッツワースにはこれまでにないくらいの人数のお客さんが集まってくれる。これはお店の持つ引力だ。来年になったらまたチャッツワースは新しいかたちで始まって蘇るのだろう。

夜明け前の空がものすごく暗くても、あっという間に太陽が夜を朝に塗り替える。早朝のウォーキングでそういう当たり前のことを毎日学び直している。どんなものでも終わり、始まり、よみがえるのだ。

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2024年12月12日

チャイナとカフェ

昨日のこと。ライブとリハが続いてクタクタになっていたところに高橋徹也さん(タカテツさん)から「所用で吉祥寺に行くんだけど飯でもどう?」と連絡が来て、出かけた。疲れてはいたけれど、ライブのこととかテレビドラマのこととかその他のどうでもいいこととか、いろいろ話がしたかったのだ。タカテツさんも意欲的なステージをやった後だったので(観にいきたかった)その報告も聞きたかった。中華を食べたあとでカフェでふたりともサワーチェリーパイを食べてコーヒーを2杯飲んだ。いろんな話をしたが、もう何を話したか忘れてしまった。

誕生日プレゼントに本をくれた。中華はタカテツさんのおごりで、カフェは僕が払った。なんだか良い日だったな。

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2024年12月09日

誕生日に思うこと

12月8日が誕生日で、51歳になった。40を過ぎた頃からずっと誕生日になると九州の母親から「あんたももうオジンね」と言われるようになって毎年恒例の電話でのやりとりがあったんだけど、去年夏に母が亡くなってからは「オジンね」も言われなくなって、両親がいなくなってしまった自分は12月8日という生まれ日のことを自分のことというよりも父と母の記念日のように考えるようになった。父の命日が誕生日の2日前なので仏壇(的なもの)にお酒と花を備えたりするからなおさらそう思うのかもしれない。

今年は誕生日がライブだったのでいつも以上にバタバタ忙しく駆け回っていたのが、期せずしてステージ上で近藤研二さんがお気に入りのケーキ屋さんで買ってきてくれたバースデイケーキのサプライズを受けて、ちゃんと驚いて、ちゃんと嬉しかった。いろんな人からお祝いの言葉をいただいて、たくさんのプレゼントをいただいて、その質と量のレベルに少し申し訳なくさえなってしまう。僕も人をちゃんとお祝いできる人になりたいなと思ったり反省したりして。想いをいっぱい受けて、ちゃんとお返しできるように新しい1年を始めたい。12月8日は仏陀が悟りを開いた日として知られるけれど、僕は51歳にしてあらためていろんなことを再認識・再確認したいと思う。

たくさんのお祝いをありがとうございました。

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2024年12月07日

いよいよ12月8日「夜の科学vol.66」開催です

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いよいよ12月8日は吉祥寺スターパインズカフェでの山田稔明バンド編成での公演。毎年12月の「夜の科学」では年末感謝の景品が当たるくじ引き大会をやってましたが、今年はGOMES THE HITMANとあわせて2デイズ開催ではないこと、演奏したい曲数が多いことを考慮し(くじ引きしなかったら3曲くらい余計に歌える)そういった企画をやらないことにしました。そのかわりご来場いただいた皆さん全員にクリスマスソングのプレゼントがあります。詳細は当日のMCで。楽しみにしててください。物販コーナーも盛りだくさんでお待ちしてますので小銭やトートバッグなどご用意のうえ(クレジットカード、電子マネーも使えます)ご来場ください。プレイガイド前売りが終了しています。公式LINE、あるいは「info@gomesthehitman.com」宛にお名前人数連絡先明記の上、当日精算の前売り取り置きをご利用ください。

2025年山田稔明カレンダーもこのライブ以降の物販で発売開始となります。終演後にはできるかぎりサインしたいと思っていますが、いろいろご理解ご協力もよろしくね。通販オーダー分は来週以降の発送を予定。物販にはCD、Tシャツやボーダー、バッジ、参加メンバーのCDやカマクラ張り子五十嵐くんの干支の張り子も並びます。クレジットカードと電子マネー(PayPay以外)が使えます。現金の方は小銭を用意してもらえたら助かります。トートバッグなどご持参ください(トートバッグも売ってます)。



オフィシャル通販STOREでカレンダーを注文

12月8日、吉祥寺でお会いしましょう。  
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2024年12月06日

父の命日

12月6日は父親の命日でした。2018年から6年経った。今年も忙しさにかまけてまた忘れてて慌ててお酒を買ってきた。僕はギターのドレミを父親に教わった。父は演歌を弾くのが好きで、たまにツアーの途中で僕がギターを持って家に寄ると「覚えとるやろか」とポロポロ哀愁のソロを弾いたのを思い出す。バイクにも乗ってよく転んで怪我してたらしいけど、バイクには僕は一度も乗らない人生を送っている。

お父さんが生きていたら82歳。ポール・マッカートニーとブライアン・ウィルソン、ジミヘンと同級生。

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2024年11月29日

10年とか20年とか

下北沢へライブを観にいった。「胸キュン☆アルペジオ vol.20〜福村貴行くんの22回忌〜」、advanatge LucyやVASALLO CRAB 75、元Lucyの福村くんと親しかった皆さんがずっと続けている年に一回の集まり。僕も2019年に出演させてもらったことがある。20年続いているってすごい。福村くんだけ若いままのイメージで、まわりの僕らが20余年分年を取っていることも不思議な気持ちだ。ルーシーと知り合ったとき一番最初に電話番号を交換したのが福村くんだったなと思い出す。

会場には友だち知り合い、久しぶりに会う顔がたくさん。advanatge Lucyのライブを観たのはいつ以来か。advanatge Lucy、PLECTRUM、セロファンと僕らGOMES THE HITMANがGAPCという連帯で対バンツアーをやったのが2002年頃だったらしい。アイコちゃんが「名古屋でゴメスとルーシーが対バンしたとき以来じゃない?」とか言うから、調べてみたら2004年のことで、まさか20年ぶりとかそんなことはないだろうと思うけれど、でも本当に久しぶりにみんなの元気な姿を見た。「シトラス」を聴いて甘酸っぱい気持ちになる。

先週同じ時代を駆け抜けた盟友セロファンの作品がサブスク解禁された。久しぶりに聴いたらやっぱり青春の音がした。セロファンは憧れのバンドだったからその長い不在がさびしいし、たまにみんな集まるとセロファンの話になるし、この日の打ち上げでもそうなった。10年とか20年とか、全然あっという間じゃない時間の間にみんなそれぞれの人生を進めている。今みんながどういう歌を歌うのか、どんな新しい音と言葉を紡ぐのかを聴いてみたいなと、そんなことを思いながら冬らしくなった夜の街を歩いて帰った。白い息を吐きながら。

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2024年11月23日

目と目、胸の鼓動

目の定期検診だった。左目の網膜剥離になって緊急入院と手術をしたのが去年の9月、そして今年の夏には(これはブログに書いたことがあったけな)こんどは右目の網膜裂孔というのになって、それは運良くレーザー治療でなんとか完治したのだけど、これからもずっと目の調子は定期メンテナンスしなければと肝に命じている。特に今年問題があった右目は今も少し飛蚊症気味で疲れやすくて気になる。しっかりお医者さんに診てもらって、視力も眼底も網膜も検査の結果は問題なしで、次の検診は来年の春に。安心した。

去年リリースした『Christmas Songs vol.2』のために福田利之さんに描いていただいたイラスト。CDジャケットの裏面には猫と女の子がそれぞれ「目」と「心臓」を抱えて佇んでいる絵が配置されている(帯がかぶっていて、心臓のほうの女の子は買って封をあけないと見えない)。これは僕の昨年の網膜剥離とさらに遡って2019年冠攣縮性狭心症で心臓のカテーテル手術をした僕の苦難を知る福田さんが織り込んでくれたストーリーだ。もちろんそんなこと僕はまったく依頼しなかったんだけど、絵が送られてきたとき絶句した。福田さんの凄さを思い知った。ちょうど去年の今頃だったかな。また今年もクリスマスの季節だ。

目と心臓、これからもしっかり抱きしめるように大切にしていきたい。

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2024年11月05日

井の頭公園で

急に連絡が来て、盟友溝渕ケンイチロウ(セロファン/ザ・カスタネッツ/DQS etc.)と井の頭公園でランチ。思えば彼が東京に住んでいるときも、広島に戻ったあとも「明日どう?」「今日どんな?」と短いメッセージが届いて、不思議といつもタイミングが良くてお茶したものだった。共通の友人ワッキーが亡くなって、初めてセロファンと一緒になったときのことを思い出していたときだった。20年以上前、僕はツンツンしてたのかおどおどしてたのか、なかなかバンド友だちができなかった。セロファンのメンバーはみんな歳上でちょっと怖くて、かたちだけの挨拶を交わすくらいのことしかできなかった僕に一番フレンドリーに接してくれたのがワッキーだった。

カフェにたどり着くまでの道のりでワッキーの話を少しした。セロファンのなかで一番こわかったのはケンイチロウだったはずなのに今では盟友である。SNSで何をしているかはだいたい把握していても実際に会うのは2年ぶりだったことに驚いた。近況報告とか親の話とか、2時間くらい話して、いつもみたいに「ほんじゃね」と簡単に別れる。次に会うのはいつだろうか。他の友だちの顔もいろいろ思い出した。会えるときには何度でも会いたいね、友だちとは。

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2024年11月04日

からだという器を満たしてまた空っぽにする

10月の終わりに福岡小倉で、そして濃厚な1週間を挟んだ11月の始まりに横浜で、HEATWAVE山口洋さんのライブを観た。当然会場の広さも音の響きも、その日の天気もお客さんの数も、体調もコンディションも違うのだから同じ歌を歌っても同じ楽器を弾いても全然違う演奏になる。だからこそライブ、LIVEなのだということを今年何度も足を運ばせていただいた洋さんのライブから受け取り、学んでいる。強さ、弱さ、きびしさ、優しさ、かっこいいのもぶざまなところも全部並べて惜しみなく放出して一回一回空っぽになること。

心に響く演奏を聴くと自分も早くライブがしたい、と思う。今週末はたくさん歌う機会があるからわくわくする。

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2024年11月03日

胸の鼓動

3ヶ月に1回の心臓の定期検診だった。2019年に冠攣縮性狭心症(症状としては寝起き時の胸が締め付けられるような発作、15分くらいでおさまる)というのになって、心臓カテーテル手術をしてから今年でもう5年になるけれど、それ以来再発することもなく、昨年からの朝のウォーキングが功を奏したのか少し高めだった血圧もきわめて正常な数値になった。身体のメンテナンスのように定期的に病院にいく機会があるのは僕みたいなずぼらな人間にはいいことなのかもしれない。

いつも定期検診のときに心電図をとったり、脈を測ったりするたびに思うのは、目は目をつぶれば見えなくなるし、耳は耳を塞げば聞こえなくなるし、鼻をつまめば臭いを嗅がなくて済むけれど、心臓はどうやったって自分では止められない、ということだ。胸の鼓動というのは自分の意志ではない何か目に見えない力で朝も昼も夜も休まずビートを打っているのだなと思う。すごいことだ。

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2024年11月02日

先輩はずっと先輩

学生時代は練馬の豊玉北という街に住んでいたから江古田は隣町という感じで、でも江古田に出かけるのはもしかしたら学生時代以来かもしれない。大学時代の先輩のバンド「遅れてきた青年」が7年ぶりのライブをやるというので土砂降りの雨の中を向かった。ボーカルの東さんは僕の4つ歳上だったか。文字通り憧れの先輩だった。憧れ余って僕はバンドに入れてもらってギターを弾いていたこともある。「遅れてきた青春」という曲はもちろんこのバンド名から触発されたもの。この日は前座に「遅れてきたスミス」というスミスのコピーバンドの出演も発表されたのだけど、僕は遅れてきたスミスの演奏で初めてThe Smithsの曲を聴いた。そして大好きになってこのバンドでもベースを弾かせてもらっていたことがある。演奏するのは推定30年ぶりというのだから、この日のライブは是が非でも目撃したかったのです。

小さなカフェはぎゅうぎゅうの満員。一緒にバンドをやっていた先輩、同級生、後輩と同窓の知った顔がたくさん。GOMES THE HITMANからは須藤さんがバンドメンバーだし、堀越メンバーも来てて、あとは初期メンバーの山田靖くんと久保公平くんまで現れてびっくり。期せずして、というかそういう予感もあったけれど同窓会みたいな雰囲気に。それでもこの日のメインは音楽で、遅れてきたスミスが演奏を始めると小さなカフェは薄暗い地下のライブハウスみたいになった。遅れてきたスミスもボーカルは東さんで、ドラムが田口さん(この人とはお湯というバンドを一緒にやっていた。凄腕女性ドラマー)、ベースが元メルトバナナのリカさん、ギターが須藤さん。僕も参加したかった。

遅れてきた青年が演奏した曲のほぼすべてを知っていた。カセットテープを何度も聴いたのがもう30年も前なのだ。東さんは大学に入学して最初に出会った詩人であり、その後に他の詩人は現れなかった。影響を受けて自分も歌詞を書いたし、その演奏を聴いていてGOMES THE HITMANの超初期の楽曲は多分に遅れてきた青年の影響を受けてるんだなと再確認しました。僕の好きな「一番高い塔の歌」という歌があって、それを聴くともう今は存在しない北区西ヶ原4丁目の東京外国語大学のキャンパスを思い出す。先輩はずっと先輩。この日もちょっと緊張しながら談笑してまたそぼふる雨の中を帰路につきました。良い夜だった。

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2024年10月18日

PLECTRUMワンマン @ 下北沢CLUB Que

下北沢CLUB QueでPLECTRUMのワンマンライブを観た。もう20年以上の付き合いになる。ギタリストのアッキーは2000年代のGOMES THE HITMAN『mono』『omni』『ripple』をサポートギターとして支えてくれたし、ボーカルのタイちゃんは2020年代に入ってバンド5人目のメンバーとも言えるくらいお世話になっている。ベース千ヶ崎くんには山田ソロでもベースを弾いてもらったことがあるし、ドラムもっくんとは一緒に課外活動バンド サトミツ&ザ・トイレッツをやってたりして、親戚みたいなバンド、いや、もっと兄弟とかいとこに近いかもね。

ライブは素晴らしくて特に前半の音の研ぎ澄まされた感じはこれまで何度も観たライブの中で一番良いんじゃないかと思ったほどだった。アッキーの機材トラブルで意図せずPLECTRUMというバンドのとても詳細な生い立ちが語られて、知らない話もたくさんあって興味深かった。バンドの長い歴史のなかでいくつも生み出された奇跡のロックオペラみたいな楽曲たちがたたみかけられて、自然に身体が揺れて、フレーズを口ずさみ、両手をあげたり拍手をしたり、最後までずっとスペクタクルな最高のステージでした。

終演後は同窓会みたいに古い友だちがたくさん。1990年代から音楽を鳴らし続けている音楽仲間たち。これだけ人が集まるのはPLECTRUMというバンドの人懐っこさのなせる技であり、平日の開催で週末それぞれ忙しいみんなのスケジュールの都合がよかったのかもしれない。とにかく楽しく懐かしくて久しぶりに遅くまで打ち上げに参加。みんな元気で嬉しかったし、長く会ってない友だちのことも想った夜でした。

オレもがんばろうって思った。

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2024年10月15日

ドラえもんの夢とうつつ

大学を卒業してバンドでデビューするまでの数年、僕は映像制作会社で働いていました。コンサートを収録したり、テレビの番組を作ったり、当時全盛を誇ったミュージックビデオを作ったりする仕事。僕は渋谷の会社からNHKへ出向して衛星放送の音楽番組でADをやることが多かった。僕がライブ配信を自分でやれるようになったのはもしかしたら多少はこの頃培ったノウハウのおかげかもしれません。

たしか1997年頃だったか、衛星放送の音楽プログラムで、NHKホールでの番組収録があって、ドラえもんがアジアでも大人気だということを紹介して、アジアから来たアイドルたちとドラえもんの着ぐるみたちが一緒に歌うという企画があって、キャラクターを演じる声優さんたちも声で出演することになった。前の日の仕込みから寝ないで働いてた僕はフラフラ疲労困憊していて、パンとコーヒーでなんとか体力回復を、とロビーの物陰に倒れ込むように身を潜めて休憩を取った(それか、隠れてサボってたのかもしれない)。

するとそこはパーティションで設られたドラえもんチームの控え室のすぐそばだったので、皆さんがおしゃべりする声がはっきりと聞こえてくるのだ。ドラえもんとのび太としずかちゃんにスネ夫にジャイアンたちが和やかに談笑している。「最近老眼で参っちゃうわ」とか、どこそこで食べた料理が絶品だったんだよ、とか、そういうなんていうことのない会話を、ドラえもんたちが。夢を見てるような気持ちで、もしかしたら少し居眠りもしたかもしれなくて、しかしハッと我に返った僕は「皆さん、まもなくリハーサル始まりますのでステージ側までお越しください」と控え室にお声をかけたのでした。

あれから四半世紀以上の長い時間が経っていて、都合よく美しく脚色されているかもしれないけれど、大山のぶ代さんがお亡くなりになったというニュースにふれて思い出した、僕のキラキラした記憶。

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2024年10月11日

なんていうこともない、朝が寒くなったという話

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去年の9月くらいから朝のウォーキングの習慣がついて、ついに1年になった。夏の間は4時にはもう明るくて1日ってなんて長いんだろうかと太陽の力に感動していたのが、この頃は夜明けが5時半を過ぎるようになり、いつものように目を覚ますとまだ夜の雰囲気で、ああそうだ、1年前もこんな感じだったと思い出す。秋から始めたウォーキングなので、やがて冬の一番寒い時期の一番寒い時間に起き出して歩き出すことになるのだけど、寒い朝にどうやってくじけることなく起床することができたかと考えると、自分なりの秘訣があった。それは起きたらすぐ靴下を履くことである。なんなら枕元に靴下を準備しておくといい。靴下を履いて寝たらいいじゃないかと思う人もいるかもしれないけど、靴下を履いて寝るのはちょっと違う。

目覚まし時計がなくても決まった時間に目が覚める。ママンが鳴く声に起こされることもある。だいたい4時台。なぜか「4:44」であることが多い。先週くらいに朝が寒くなってきて、ぼんやり起き出して靴下を履いた瞬間にポッと身体が暖かくなってスイッチがオンになるのを感じる。太陽が昇るより早く外へでて歩き出す。運が良ければブルーアワーにもまた出会えるだろう(今年はまだ見てない)。秋の長雨でずっと天気が悪かったのがようやく今日は気持ちのいい秋晴れの空を見た。これからどんどん寒くなっていく。キリッとした朝の冷たい空気が僕は嫌いじゃない。  
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2024年09月26日

先輩から教わること

GOMES THE HITMANのリハーサルのあと、吉祥寺スターパインズカフェでHEATWAVE山口洋さんのソロワンマンを観た。思えば今年の1月にここで初めて20年来の憧れのロックンロール詩人にご挨拶させていただいて、それ以来“推し活”レベルでライブを観させていただいている。東京、千葉、加古川でのソロ、HEATWAVEでの演奏も堪能して、再びスターパインズカフェのステージで観る洋さんの演奏は今年観たなかで一番の熱量と精度であった。何度も唸ってしまった。

自分も含めて誰もが明日死ぬかもしれないんだからやれることを今やらないと、といつも洋さんから問いかけられる。2日後に同じステージでGOMES THE HITMANで歌うときに、この夜に得た刺激がきっと僕の背中を押すだろう。素晴らしい夜でした。

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2024年09月24日

GOMES THE HITMAN「町あげての収穫祭」リハーサル

今週末9月27日に迫ったGOMES THE HITMANの吉祥寺スターパインズカフェ公演。7月の東名阪25周年ツアー以来のステージ、そのときは25周年なので25曲というセットリストだったのが、今回はスターパインズカフェの27周年なので27曲やるか?と冗談みたいな話でミーティングが始まった。27曲という曲数はどう考えても多すぎるのだけど、「でもやるんだよ」と本当にやっちゃうのが我々なのかもしれない。メドレーにしたり、構成を考えたり、いろいろ頭を悩ませながら準備しているところです。

インディー時代の楽曲からマニアックな選曲もありつつ今年できた最新曲まで、それこそ僕らもインディーデビューから数えてSPCと同じく27年分、総まとめの内容になります。今年はアニバーサリーイヤーであるがゆえに例外的に年末のSPCでのGOMES THE HITMANはありません。なので、ぜひこのステージにお集まりいただけたら嬉しいです。

季節はもう秋、今週末は“町あげての収穫祭”です。

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2024年9月27日(金)@ 吉祥寺スターパインズカフェ
SPC 27th Anniversary event
“町あげての収穫祭”

出演:GOMES THE HITMAN
[山田稔明、堀越和子、高橋結子、須藤俊明]
18:30開場 19:30開演/前売4500円 当日5000円(D別)
(整理番号順入場・全自由)

Tigetにてご予約受付(当日精算)
https://tiget.net/events/333376

吉祥寺 スターパインズカフェ(https://mandala.gr.jp/SPC/
〒180-0004武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
Tel 0422-23-2251  
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2024年09月22日

ALL-TIME FAV

先週に続いて三連休。久しぶりに自分自身のライブがない週末なので出かけていろんなステージを観ようと思う。高橋徹也さんのデビュー28周年公演が吉祥寺スターパインズカフェで。結構ぎりぎりになって決まったライブだったことを聞いていたのだけど、たくさんのお客さんが入って熱気のある夜だった。いい意味で息の詰まるような濃密な時間。「真夜中のドライブイン」が演奏されるといつも息を飲む。このシングルで出会ってからずっとこの人のことを意識している。よく友だちになれたなと思う。

長きに渡る活動期間のすべてのカタログから選抜されたセットリスト。どんだけ名曲あるんだよって感じの、名曲ドミノ倒し状態だった。GOMES THE HITMANのセットリストを組むときも同じように苦悩するわけだけれど、自分が好きな歌、メンバーが好きな歌、ファンに愛される歌を並べて少しのスパイスを加えたら最強のラインナップになることがわかった。僕自身が次のGOMES THE HITMAN公演の曲目に悩んでいたところだったので大きな導きを得た。

タカテツさんとは10月にグレープフルーツムーンで。fishing with john五十嵐くんをお祝いする集い、ぜひたくさんの皆さんと共有できますように。配信も決定しました。

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2024年10月6日(日)@ 三軒茶屋 GRAPEFRUIT MOON
50 STORM FES.ー五十嵐祐輔生誕50年祭

18:30開場 19:00開演/前売 4000円 当日4500円 (+1drink)

出演:fishing with john [ 五十嵐祐輔 / 五目亭ひじき/
鎌田将/AG/横山康之/横山たまみ guest:鳥越妙子(flute)]
山田稔明[ with 安宅浩司 ]、高橋徹也[ guest:影山敏彦(tico moon)]

fishing with johnを率いるマルチ・インストゥルメンタリストに
して職人としてカマクラ張子を主宰する五十嵐祐輔が50歳になる
10月。永遠のベビーフェースの半世紀をお祝いする宴を。

*チケットは予約受付中
https://t.livepocket.jp/e/1006gfm
※ 来店順入場の自由席となります

*配信決定しました。遠方の方もこちらでご参加ください!
https://twitcasting.tv/c:grapefruitmoon_/shopcart/332336
配信チケット2500円(アーカイブ期間2週間)


三軒茶屋LIVE & BAR GRAPEFRUITMOON(http://grapefruit-moon.com/
東京都世田谷区太子堂2丁目8−12 佐々木ビル B1
info@grapefruit-moon.com  
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2024年08月31日

LIFE IS COMIN' BACK

1994年、大学3年の8月。ミニコミ誌を作ってた友だちが声をかけてくれてディスクレビューを書くために2週間ほど早くアドバンス・カセットを手に入れたから、ダラダラした二十歳の夏休みのBGMはこればっかりだった。どんな文章を書いたのか、ほんとにそのミニコミ誌が出たのかも覚えてないけど、そのカセットはずっとそばにある。

そしてあれから30年後の未来の2024年8月31日。小沢健二『LIFE』発売から30年の日本武道館公演を観にいった。残念ながら交通機関の断絶のせいで来場を諦めた人もいただろう。なんとドラマティックな台風の日々だったことか。台風をくぐり抜けて辿り着いた人たちの熱気。とにかく舞台が壮観、僕の目の前は服部隆之さんが指揮する21人編成のオーケストラだった。

丁寧に正調で歌われる「天使たちのシーン」の神々しさ。3時間のライブのなかで一番グッときたのが「ラブリー」だったのは自分でも意外、録音に使われたのと同じMartin D-18Eという電気化された生ギターで爪弾かれたイントロが本当にレコードそのままの音だった。

僕がメインで弾いてるギターMartin F-55には、その「ラブリー」で使用されたMartin D-18Eと同じDeArmond社のピックアップが装備されている。どちらのギターも当時人気のなかった、時代の徒花のようなモデルで短期間しか製造されなくて、僕のMartin F-55は世界に665本、Martin D-18Eにいたっては302本しかないらしい。

3時間のライブは素晴らしい時間だった。ステージ上のヒックスヴィルの御三方の姿を感慨深く眺める。友達にもたくさん会えた。声をかけてくれた人にも感謝。30年の時間を想った至福の夜でした。

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2024年08月23日

みんなで練習を

9月1日(日)吉祥寺スターパインズカフェでのバンド編成ソロ「夜の科学 vol.65ー夏休みの最後の日曜日2024」のためのリハーサル初日は僕が最近新しく書いた曲たちをバンドでアレンジする日になった。ギター一本の弾き語りで歌った裸の曲、それに見合う服を見繕うような作業。思っていた通りになったり、予想外の展開になったり、うっとりしたり侃々諤々したり。バンドってとても楽しい。僕にはGOMES THE HITMANとこのバンドと2つあってとても恵まれてるなと改めて思う。夢中で練習してて写真の一枚もなかったんだけど、偶然ばったりベーシストの伊藤健太と会ったので彼のカメラで集合写真を撮ってもらった。

写真左から佐々木真里さん(key)、五十嵐祐輔くん(bass)、僕、近藤研二さん(guitar)、イトケンさん(drums)、安宅浩司くん(pedal steel, mandolin)、そして今日の練習は欠席だったフルートの上野洋くん、7人でお届けします。八月の日帰り旅の思い出を持ち寄って夏の総集編っていう感じに。「夏休みの最後の日曜日」というのはGOMES THE HITMANの「遅れてきた青春」に出てくるフレーズですが、やっぱりひとつの季節の終わりを感じさせる象徴的な日。最後の夏の思い出を作りたいと思います。

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2024年9月1日(日)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
[ SPC 27th Anniversary event ]
山田稔明 with 夜の科学オーケストラ
夜の科学 vol.65ー夏休みの最後の日曜日 2024

17:00開場 18:00開演/前売4500円 当日5000円(ともに1ドリンク代別途)
出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ
[ 山田稔明(vo, g)、安宅浩司(pedal steel, mandolin)、
itoken(drums)、五十嵐祐輔(bass)、佐々木真里(key.)、近藤研二(g)、上野洋(flute)]

昨年末以来のバンド編成、山田稔明と素晴らしい音楽家たちが
奏でる丹精な言葉と芳醇なメロディをお楽しみください。

イープラスにてチケット発売中
https://eplus.jp/sf/detail/4127110001

吉祥寺 STAR PINE’S CAFE(http://mandala.gr.jp/SPC
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1  
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2024年08月21日

こんどは右目の話

少し長い文章になります。目にまつわる怖い話、それは今はもう過ぎた話。備忘録的に記しておくメモ。

僕が昨年網膜剥離で入院手術、ライブをいくつも中止延期にしてしまったのはみなさんご存知だと思うんだけど、一度網膜剥離をやると「勘」というか「予感」というか、そういうものが身につくようです。それは先月7月のGOMES THE HITMANのアニバーサリーライブの直前、なーんか見え方が変だな、いわゆる“飛蚊症”みたい嫌な目の中のゴミが気になるなと思って、それはまさに「嫌な予感」だった。昨年網膜剥離をやった左目ではなく右目のほう。で、すぐ眼科に行ったのです、嫌な予感を抱えて。

眼圧や視力を調べて、瞳孔を開く目薬をしてから目の底をたっぷり時間をかけて調べたあとで、先生は「山田さん、2つ穴が開いてますねえ」と言う。「えええっ!」と絶句、数日後に迫るGOMES THE HITMANのライブのこととか翌々週の名阪ツアーとか、八月のベルカント企画のこととかを考えると頭がどうにかなりそうだったのだけど、先生は明瞭な口調で「でもまだレーザーで間に合いそう!今からやりましょう」と前向き。その手続きが始まる。前回は緊急入院と手術が必要な“剥離”だったのが、今回のは網膜裂孔という、網膜光凝固術(レーザー治療)で対応できる範囲だった。目にバチバチとレーザーを当てて網膜の血管や組織を凝固させる処置、だいたい30分くらいか。先生は「80%の確率で大丈夫だと思う」と自信ありげ。ぎりぎり間に合ったのか、本当に大丈夫なのか、いろんな不安を抱きながら、「日常生活ふつうにしていいけど、はげしい運動はさけて」という先生にもちろん数日後にライブがあるとは言えなかった。

翌朝起きて、目の見え方がまた少し見えづらくなっているのが気になった。これも僕が手に入れた「勘」あるいは察知能力なのだろう。朝一番にまた眼科へ。昨日と同じ精査をして、レーザー処置をもう少ししたほうがいいという判断になり、「追いレーザー」。なんというパワーワードか、追いレーザーって。やっぱり目をいろいろするのは本当に疲れる。帰宅してからはずっと寝て過ごした。翌日はGOMES THE HITMANリハーサルだったのだけど、メンバーにはまだ言い出せず。もちろんスターパインズカフェにも。

バンドリハ、休憩中に「みんなに話があるんだけど」と言い出すとみんな一様に身構える。網膜裂孔のことを伝えるとめちゃくちゃ心配してくれるんだけど「激しい歌はやめよう」「トークライブにしよう」「全部スローな曲にしよう」「身体第一で延期もやむなし」といろんなことを言う。ライブ前日にもう一度眼科での検査が予定されていたのでその経緯を見つつ、しかし僕は今度は「大丈夫」だという勘と予感があったので予定通りのセットリストでやる方向で進めた。ライブ前日の検査ではレーザー施術後は良好ということになって、僕はなんとか入院したり緊急手術にならずに済んで、ライブに挑んだのが、7月15日スターパインズカフェでのライブだったのでした。最後の曲、「雨の夜と月の光」でお立ち台に登ったあと飛び降りるのを躊躇したのは「オレの目、大丈夫かな?」の躊躇でした。

その後も定期的に眼科に通いながら名阪ツアーを完遂し、8月からの毎週のライブを続けてきて、今日ようやく「網膜もう大丈夫、完治!」ということでやれやれ、ホッとしました。一ヶ月かかったけど、体感的にはもっと長かったです。網膜剥離経験者の安宅くんにはすぐ報告、心配してゴメスのライブの日同じく吉祥寺でライブをしてたところを楽屋までお見舞いに来てくれた。同じくHEATWAVE山口さんも枇杷の温灸が効くから教えてやるからと励ましてくれたり。関係者各位にもいろいろご心配かけました。原因は明確には不明で、まあ老化のせいっていうのが一番目、体質だったりするのだろうか。定期的な検査はこれからも不可欠だし、怠ることなくちゃんとやるつもりです。目に関してさらに人一倍センシティブになった夏でした。

いつ何時、演奏活動ができなくなるか本当にわかんないものだなと実感したので、この数ヶ月毎回「これで最後かも」という気持ちでステージにのぞんでいます。だから毎回違って毎回特別っていうのが“ライブ”だと改めて思うようになりました。今週末の千葉、そして来週吉祥寺もそのときしか歌えない歌を歌うつもりです。

毎回特別な気持ちでお会いしましょうね。

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2024年08月17日

パンパンのライブハウス

終戦の日に下北沢CLUB Queにライブを観にいった。HEATWAVE山口洋さんに誘ってもらったのだけど、ザ・グルーヴァーズ藤井一彦さんの弾き語りも初めて目撃することができた。洋さんも普段の2時間半のワンマンとは違う、濃密に凝縮された40分、MCも機知に富んでいて、演奏の熱量がすごかった。この日の主役はSAICOさん。鈴木彩子名義で90年代にデビューしたシンガーの、この日はなんと6年ぶりとなるステージだった。素晴らしいファンと呼応して堂々とした声が響いていて素晴らしい空間だった。SAICOさんのサポートでギターを弾くのはキチレコで仲良くさせてもらっているまっちーさんだった。久しぶりにこんなにパンパンのライブハウスでライブを観た。

打ち上げにも寄らせてもらって楽しかった。CLUB Queに行くといつもいろんな知り合いに会えて嬉しい。荒々しくも優しい九州の先輩からオリヅルランに続いて枇杷の苗をいただいた。地植えしたらどんどん伸びていくだろうか。楽しみ。

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2024年08月13日

母の誕生日

8月13日は昨年夏になくなった母の誕生日。お盆の季節に誕生日だといろいろ重なって、お花とかビールとかお菓子とかを遺影の前に飾って賑やかでいい。誕生日直前に73歳で亡くなって、生きてたらこの日で75歳。母は僕のインスタを見るのが好きで「チミちゃんもママンもかわいかねえ」といつも言ってた。ママンが家の中にいるのを知ったらびっくりするだろうな。もう見てるかな。

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2024年07月19日

母の一周忌

7月17日は母親の一周忌だった。亡くなったのがわかったのは19日で、さびしく一人で旅立たせてしまったことがチクチクと定期的に胸を刺してきて心が痛む。朝一番にコンビニで花を2束買ってきて机の上に飾った。ポチ実はそんな日のことを知ってかしらず匂いを嗅ぎ、そこに備えた水をなめた。

母親に対して最後まで素直に優しくしてあげることができなかったことをきっといつまでも後悔するのだろうと思うけれど、最後に遺ったiPadのブラウザには僕のライブ配信のサイトやインスタグラムなんかのタブがいっぱいで、きっと暇さえあれば(暇ばっかりだったかもしれないが)僕の顔を見ていたのだろうと思うと、それはそれでちょっとした親孝行だったのかもしれないなとも感じる。

この1年にはそれなりの長さがあって、重さがあった。母は僕のソロの歌よりもGOMES THE HITMANの初期の歌のほうが好きだと一回僕に言ったことがある。もしかしたら再レコーディングした『slo-mo replay』よりもインディーズ時代の2枚のほうが思い入れがあったかもね。いろいろ考えた果て、母は大阪で眠ることになった。来週また僕は大阪へ行くので、ライブを覗きにくるかもしれない。会場の一番後ろのほうをちょっと注目しとく。

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2024年07月18日

梅雨明けと街歩き

とても暑い日で、関東地方は梅雨明けしたらしい。今年も局地的にひどく雨が降って災害も多かったが、僕の住む街では短い雨の季節だった。雨が降ったら朝のウォーキングはお休みというルールを作っていたからいかに雨が少なかったかを実感する。関西から友だちが東京に遊びにきていたので吉祥寺で待ち合わせて、ピワンに連れていった。僕自身も久しぶりに食べるピワンのカレーはやっぱりとても美味しかったが、とにかく暑くて歩くだけで汗だくになる。昼間に外に出るのは本当に非生産的だと感じる。

夕方に新宿でもうひとり友だちに会う予定があったので、その関西の友だちも一緒に電車に乗って汗をかきながら新宿へ。老舗の喫茶店らんぶるでコーヒーフロートなんて頼んでしまうくらいに普通じゃない暑さだった。8月が思いやられるが、物心ついたときから夏はいつだって暑いものではある。心頭滅却すれば?とにかく21世紀的な夏対策をとってドラマティックな夏を迎えたいものです。

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2024年07月08日

朝のウォーキング事情

昨年9月から始めた早朝のウォーキングとラジオ体操がもう10ヶ月も続いている。僕には“一度始めたことをやめない”という趣味・趣向があるのだけど、全然無理しているわけではなくて、夜起きてられなくて朝めちゃくちゃ起きてしまうという体質になったから朝の時間が充実すようになった、というわけだ(逆に本当に夜はなんにもできない)。雨が降ったら散歩はお休みというルールがあるんだけど、今年は梅雨の入りが遅くて、しかも雨も少ない。で、どんどん気温が上がっていて、昨日あたりから関東は日中40度に迫る猛暑。これは朝のウォーキングにも影響があって、もう6時になると日差しも強くて汗が滝のように出る。だから4時くらいに起きて暗いうちから出かけるのが一番いい。ほんの少しの間だけ爽やかな気分で歩ける。

しかし毎日のラジオ体操は6時半から始まるから(NHKのラジオにあわせてやるのが好きなのだ)、そこにタイミングを合わせるとなると茹だるような暑さのなかで10分間身体を動かすことになって、気づけば汗びっしょりに。日本も夏時間を導入して、1〜2時間くらい前にずらすのがいいと最近思っている。ラジオ体操は5時半からオンエア希望。みんな気づいていることだけれど、夏が暑すぎてこんなところではそのうち暮らせなくなる。夏休みも危険すぎて遊びにいったりできなくなるから、長期休暇もスライドして秋にずらすのがいい。

みんな本当にくれぐれも熱中症とかに気をつけて。夏には無理しないように。がんばりすぎないように。

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2024年07月03日

湘南の猫たち

HEATWAVE山口洋さんの友人宅で野良猫が仔猫を産んだとのことで、洋さんは小さな猫たちが心配で仕方ない。その様子を伺っているうちに「僕も仔猫、見たかばい!」と車を走らせて湘南へ。洋さんとTOKIEさんも一緒にちゅーるとか美味しいご飯を持って会ってきた。最初4匹いたのが3匹になって、この日は親猫と仔猫2匹だけ。子たちは小さくて可愛いし(警戒心強くてすばしっこい)、お母さんも人馴れしている。TOKIEさんはかつて猫と暮らしてたけど初めてちゅーるをあげるというので興奮。洋さんは少し遠巻きに猫を見守る感じ。僕も猫たちにご飯あげてキャッキャしつつも、猛禽類やアライグマなんかがいっぱいいる過酷な状況でこの子たちをどうしてあげたらいいのか悩ましい。

大磯の保護猫カフェねこいろをネットで見つけてに相談の電話をしてみると休店日にも関わらずスタッフの方が丁寧に対応してくれて小田原キャットエイドという保護猫活動団体に繋いでくださった。電話のやりとりであっという間に猫たちを保護するプランが練られてそのスムーズさにびっくり。保護猫活動されてる方たちは本当に親身になってくれて心底感動してしまう。まだ継続中の案件だけど、猫たちが安全に幸せに暮らせるようになればいいなと思って見守っているところです。

猫、かわいかった。いろいろなことが首尾よく、うまくいきますように。

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2024年06月26日

TOAD THE WET SPROCKETのグレン・フィリップスが来日する

ここ何日かずっとToad The Wet Sprocketのアルバムを聴いている。今日の気分は『Fear〜畏怖』だ。トードを知ったのは1989年だから35年前ということになるのか。R.E.M.に夢中だった僕は“R.E.M.フォロワー”と称されたバンドならなんでも聴いていた。このバンドのデビュー作は自主制作したカセットテープをそのままメジャーからリイシューしたもので、とても繊細で内省的、ひねくれた中二病を拗らせ続けていた僕にとてもよく響いた。すぐリリースされた1990年の『Pale〜幻影』もアコースティックな響きにマンドリンやストリングスの深淵さが加わる。そして1991年にリリースされたのがこの『Fear〜畏怖』。U2の『Zooropa』と一緒に買ったのを憶えている。U2のほうは全然聴かなくてトードばっかり聴いていた。歌詞を暗記するくらいに。とにかくこの3枚、もちろん続く作品群も悪くはないけれど思春期に浸った3つのレコードが(R.E.M.同様に)僕の音楽的趣向に大きな影響を与えた、と思う。

トードは一度解散し、ボーカルのグレン・フィリップスはソロでのキャリアを重ねていく。その生の歌声を初めて聴いたのは2006年、小さな会場をまわる来日公演ツアー。どれほど感動したことか。2008年にも来日してくれた。前回の2014年来日時は自分のライブスケジュールと折り合いがつかず松山まで観にいったことは今になってみると大切な思い出。前回の来日から数えて8年、コロナ禍中はずっとグレンが自宅から配信するライブを観ていたから不思議な感覚。2016年来日時(このときはライブに参加できなかった)に僕が書いたブログはこちら。トード、およびグレンの一番の理解者であろう中川五郎さんの熱い文章はこちら。もし興味がある方がいたらぜひお近くの会場まで出かけてみてください。

グレン・フィリップス来日公演2024

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2024年05月31日

5月が終わる

5月が終わる。明日から6月。今日から札幌へ旅だけど、気温は東京より10度くらい低いみたいで冬の終わり頃の装いを思い出してパッキングしたところ。のや2ndでのライブはたくさん申し込みがあって予約締切になっていますが当日券が出ると思うので直接会場までお問い合わせください。保護猫支援のチャペチャシチャシきっとうまくいくコンサートもキッコリーズ、近藤さんとのケミストリーがとても楽しみ。美味しいものも食べられたらいいし、美しい景色も見れたならいいな。

知人が網膜剥離になって緊急入院と手術だと連絡が来て、大急ぎで網膜剥離用マクラを病院へ届けた(僕と同じ病院)。僕が療養中に買ってしかしほとんど使わなかったやつが今まさに活躍しているのが嬉しい。入院病棟の風景に懐かしさすら感じた。あれから8ヶ月くらい経ったことになるのだな。

6月にはひとつ、個人的に思い切ったトライをする。雨の洞窟を抜けた先に光がキラキラと乱反射するような眺めに出会えたら。

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2024年05月21日

人に会う日

天気のいい週末。心臓の定期検診のため新宿の病院へ。冠動脈カテーテル手術をしたのは2019年の春、それから5年経ったけれど治療した僕の心臓は問題なくBPMを刻み続けてくれている。主治医の先生と短くも心強い会話。諸々すべて問題なくひと安心、健康に感謝しかない。朝ウォーキングしてる成果か、血圧の数値がとても良くなっていた。朝一番の診察だったので今日も一日が長い。まだお昼だ。

たまたまタイミングよく連絡が取れた高橋徹也さんと待ち合わせてお茶。近況報告など、どうでもいい話からそうでもない話までいろいろ。短い時間だったけれど良い時間。レコード屋をさくさくハンティングしたあと、西荻窪へ。カーネーション直枝さんが音楽棚tentのイベントでいらっしゃると知り、おしゃべりしたくて会いにいった。直枝さんにお会いするのはポーグスのシェイン・マガウアンの映画試写のとき以来か。「ジョン・レノン 失われた週末」の話ができてよかった。

西荻窪は小さな面白い店がたくさんあって街歩きが楽しい。もしかしたら吉祥寺よりも肌に合っているかも。いろんな人に会う充実した一日でした。

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2024年05月20日

音楽ドキュメンタリーの愉しみ

思うところあって朝から映画「ジョン・レノン 失われた週末」をもう一度観た。また違った面白さもあってロスト・ウィークエンドの季節のきらめきのようなものを感じるあっという間の90分だった。朝9時からの上映で終わってもまだ10時半。天気もよく、吉祥寺の街もどことなくすっきりしていて新しい朝の楽しみ方かもしれない。朝早く起きるようになって昼の時間がとても長く、夜の終わりがものすごく早い。

午後、もう一本映画を観ようと渋谷まで出かけた。「シド・バレット 独りぼっちの狂気」、これも公開が待ち遠しかった音楽ドキュメンタリー。僕はピンク・フロイドが大好きなのだけど、それはもうシドのいないフロイドの音楽だった。『原子心母』『狂気』『炎〜あなたがここにいてほしい』、一番好きなのは『鬱』。邦題だけ見たらちょっとどうかしてるバンドですよね、知らない人にとっては。歴史としてのシド・バレットを教科書を紐解くように聴いて、それはそれでサイケデリックな辺境音楽として楽しんだものだ。心が壊れていく過程を当事者たちが語るこの映画は悲しい物語ではあったけれど、それぞれの心に棲むシドの姿が浮き彫りにされるようで意義のある作品だと感じた。

音楽ってそれだけで素晴らしい芸術だけど、その周辺の背景を知るともっとぐっと響いてくる。音楽ドキュメンタリーの愉しみ、次はPAVEMENTの元ドラマーの反省を描いた『LOUDER THAN YOU THINK ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語』を待つ。

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2024年05月15日

山田稔明ブログ「monoblog - 猫と定点観測日記」開設からちょうど20年

2004年5月15日。GOMES THE HITMANが『omni』をリリースした翌年、シングル「夜明けまで」発表後の4月に僕が肺気胸になって活動休止を余儀なくされた時期にこのブログを始めました。当時は「ウェブログ(weblog)」って呼ばれたりもしてたかな。日記はHPに不定期に書いていたけれど、あらためて日々の徒然に特化したブログが面白くて当時は一日に何回も投稿したり、携帯で撮った小さな写真をアップしたりしていた(画像はブログを始めた日の記事)。Youtubeの開設が2005年だからそれより前だと思うと隔世の感がある。僕は新しいモノ好きの、いわゆるアーリーアダプターという奴で、Twitterもインスタグラムも超初期から面白がって触っていたから、そういうSNSの栄枯盛衰みたいなものもこの20年のブログには刻まれているかもしれない。

それこそ20年分の“よしなしごと”がまるまるここに残っている。猫との暮らしを中心にして、ポチのこと、チミちゃんママンのこと、アメリカ大統領選挙に固唾を飲んだり、大きな災害に心を痛めたり、良いことも悪いことも、良いときも悪いときも書き続けて、今もずっと終わりなき毎日を記録している。インスタグラムの写真を貼ったのがリンクが外れて見にくくなっているのがどうにかなったらなと思うけど、それはそれで時間の経過の証拠だ。

20年、全然あっという間なんかじのこと、ちゃんと20年分のことが“ある”と感じました。これからもよろしくお願いします。

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2024年05月14日

忘れていくおしゃべり

久しぶりにゆっくり高橋久美子さんと会った。美味しいランチとおしゃべり。久美子ちゃんとは一昨年一緒に小沢健二さんのコンサートを観た盟友(?)なので、余韻さめやらぬステージの感想を熱く語ったり。久美子ちゃんの2拠点生活での農業の話も興味深い。何時間も話しても、結局「あれ?なんのことをおしゃべりしたっけな?」ってなる。そういう贅沢な時間。

彼女の実家の四国中央市はうちの父親の故郷だ。もう何十年も訪れていないからそろそろ覚悟を決めて行ってみたいなと思っている。

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2024年05月13日

いろんな鳥

僕は高尾山にも登ったことがないし、自然の美しさみたいなものを愛でる感覚が少し欠如してるんだろうかと思っていた。それがここ最近、朝の散歩のときにカワセミに出会ったのがきっかけだと思うんだけど、俄然「鳥」に注目するようになった。カルガモみたいにずっと見慣れていた鳥もよく見るととても複雑な羽の模様をしていて美しい。

僕の散歩コースの公園でカワセミが活動するのがいつくらいまでかわからないけれど先日は2羽がたわむれていてちょっと興奮した。望遠レンズをつけたカメラを持ったおじさんがいたので「2羽いますね」と初めて言葉を交わした。「オスとメスだね」とおじさん。メスは下の嘴(くちばし)が黄色いらしい(へええ!)。オスがメスに餌を与える「求愛給餌求」という求愛行動があるそうだ。

カワセミはやっぱり色がきれいだからみんな色めき立つけれど、アオサギもゴイサギもなんかすごく風格がある(最近はiPhoneで写真を撮るとその鳥の名前をAIが検証して提案してくれるのだ)。こんな大きな鳥が東京にいるなんてしらなかった。今朝も視界の中に鳥を発見してウォーキングの足が止まり、息を止めてスマホで写真を撮る。まだ朝7時にもなっていない朝に。

こんなにカワセミに注目する随分前に『kingfisher tunes』訳すなら「カワセミ楽曲集」というダウンロード限定の音源をリリースしていました。『緑の時代』と『pale/みずいろの時代』をリミックスした音源で緑と水色をあわせて“翡翠(=カワセミ)”と名付けたんだった。もしよかったら5月のBGMに聴いてみてください。

オフィシャル通販STOREで『kingfisher tunes』を購入


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2024年05月12日

海を越えたシャツ

今年の2月にママンTシャツというのを販売してとても好評だったのだけど、インスタグラム経由で海外からの問い合わせも多かった。時間も費用もかかってしまうので基本的にオフィシャルSTOREは国内発送のみにしているからほとんどをお断りしてしまった。一人だけ、アメリカに住んでいる若いギタリストとのやりとりは本筋から蛇行して、「君はミュージシャンなの?」「そうだよ、アメリカに来て音楽を勉強しているところ」「出身はどこ?」「スウェーデンだよ」と会話を重ねるうちに友だちみたいになった(というか、友だちになった)。僕が投稿するレコードを見て「自分以外にこのアーティストを知っている人にあったことがない!」と興奮してメッセージをくれたりするから自ずと音楽の話になったり。彼は23歳の学生、アメリカに住むスウェーデン人で、SpotifyでGOMES THE HITMANや僕のソロも熱心に聴いてくれて嬉しい感想をくれたりする。友だちになってすぐに僕は彼にママンTシャツを送ることにした(きちんと彼もPaypalで経費を払ってくれた)。

アパートの部屋番号記載忘れのために荷物が戻ってきたりした。往路はめちゃくちゃ時間がかかるのに復路はあっという間に返ってくるのは日本の郵便システムがいかに有能かという再確認になった。2度目の発送でようやくつい先日Tシャツがアメリカに届いた。ママンTシャツを着て嬉しそうに写真を送ってきた彼の姿を見てとても不思議な気持ちになる。サブスク配信されていない『pilgrim/home sweet home』のCDを同封したら早速聴いてくれて「雨に負け風に負け」が今自分が聴いているすべてのアーティストのなかで一番好きな歌だと言ってくれた。お世辞でも嬉しい。彼の作っている音楽はインストゥルメンタルで繊細なギターの響きがとても良い。スクールで学んでこれからどんな音楽家になるのか気になる。

もしアメリカのヴァージニア州を旅する人がいたら、ママンTシャツを着た若者とすれ違うかもしれない。そのときは「良いTシャツだね!」と声をかけてあげてほしい。

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2024年05月11日

失われてなかった週末

ずっと待ち遠しかった映画「ジョン・レノン 失われた週末 THE LOST WEEKEND」を公開初日に観た。ロスト・ウィークエンド、失われた週末は、そもそも“失われ”てなんかいなかったのだ。定説ではジョンが正気を失っていたと時期とされる1973年から75年、しかし何故その時期に『マインド・ゲーム』『心の壁、愛の橋』『ロックン・ロール』という傑作が次々と生まれたのかという謎解き。メイ・パンの視点から見た“真実”。ジュリアンとジョン、ポールとジョン、楽しそうなジョンを見るのはいつだって嬉しい。

もしジョンが生き続けていたならどんな別の未来があっただろうかと想像して、ずっと考え込んでいる。

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2024年05月10日

30年目の公園通り

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1994年5月10日に渋谷公会堂で小沢健二「DISCO TO GO」を観た。その3ヶ月後アルバム『LIFE』に収録されることになる圧倒的な新曲群がなんの前触れもなく披露されたコンサートで、そのとき僕は大学3年生だった。「天気読み」のイントロにスティーヴ・ミラー・バンドの「Fly Like An Eagle」が引用されていた気がするけど夢だったかな。「DOWNTOWN」のカバーも。あれから今日でちょうど30年ということになる。

そして先日、その渋谷公会堂があった場所からすぐのNHKホール、 冷たい雨の降る夜に小沢健二の最新ライブ「Monochromatique」を観た。古い曲から初めて聴く新しい曲、スチャダラパーも登場した。耳に残るのは鳴り響く笛と「サマージャム'95」での生のヴィブラフォンの音。ずっと何か、もっとすごい魔法みたいなものを探し続けている感覚。その感覚を余韻のように感じている。  
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2024年05月03日

朝のカワセミ観察

5月になって日の出が早くなって、今朝は4時46分に日が昇った。冬の間は6時だって夜だったのに。で、僕はやっぱり明るくなると目が覚めてしまうので最近では5時頃には身支度をして朝のウォーキングに出かける。天気の悪い日が続いたが、ようやく気持ちのいい朝が巡ってきて、天気がいいだけで嬉しい。散歩コースの公園の池にカワセミがいることを先月知って以来その池のほとりを歩くのが楽しみになった。遭遇する確率は30%くらいで、ここしばらくは空振りだったのが、一昨日と今日、ふくふくと太ったカワセミを見つけることができた。大きなレンズをつけたカメラを構えたおじさんたちがいるからわかりやすくて、僕もスマホのカメラを15倍ズームにして固唾を飲む。

翡翠色の羽が本当にきれいで、もうちょっとスリムなほうがいいんじゃないの?とは思うけれど、多分この公園の池は魚がたくさんいる彼らにとっての台所、都会のレストランなのだろう。初めて今朝はカワセミが上手に魚を獲って、それを文字通り鵜呑みにする姿を目撃することができて(インスタに動画をあげました)かなり興奮した。朝6時とかなのに、どんどんカワセミ・ギャラリーは増えてきて、みんな腰をかがめて物音を立てないようにして一点をずっと見つめている。ちょっとおかしな風景ではあるけれども、お馴染みの季節の風物詩なのかもしれない。僕がまだ1年生なだけで。

網膜剥離のあと1.0になった左目が、もっと遠くまで、1.5まで見えるようになるメガネを作ったので、いつも朝でかけるときにカワセミ対策で持っていこうと思うんだけど毎朝忘れる。明日は必ず。

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2024年04月28日

千葉ドライブ

東京で暮らし始めて30年以上が経っても、関東近郊で行ったことのない街というのは無数にある。20代からバンドを初めてデビューして活動するなかでも都内のライブハウスでの演奏がメインになって関東近郊へと出かけていくことはとても少ないのです。千葉県へ行ったことがあるだろうか、と思い返してみると鋸山とか九十九里浜の海とか、どこかの巨大なショッピングモールとか以外の記憶がない。思い立って千葉までドライブしてみようと思ったのは観たかったライブがあったから。

還暦記念本「Seize the Day」を携え2年かけて61ヶ所を回るツアーをスタートさせたヒートウェイヴ山口洋さん、その内容がトークも演奏も破天荒かつ刺激的で、機会があれば何度でも観たいと思って思い立ったのでした。昼から出かけて千葉の友だちと待ち合わせてしばし街歩き(彼も一緒にライブを観ることに)。30度近い陽気、完全に夏だった。レコードフリマをやってたり、また別のレコード屋で探しものをしたり。ふと外国人観光客がほとんどいないということに気づいて、それも新鮮な感覚でした。

昼間に知らない街の路地に迷い太陽と風を浴び、夕方から27年も淡々と地元の音楽シーンを支える街に根付いたライブハウスで歌を聴くことの贅沢さと味わい。佐野元春のカバーから始まったセットリストは旅を重ねて更新されていて、前回と違う新しい面白さ、また背筋の伸びる想いがしました。洋さんは今日も荒々しく優しかった。「君にこれをさずけよう」と立派なオリヅルランをいただいた。ライブが終わって夜の高速をゆく。なんとなく音楽をかけずに無音のまま走って、今作っている歌の歌詞のことを考えた。日付が変わる頃に帰宅。とても良い日だった。

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2024年04月23日

なんていうことのない、目の話

先月、大学病院での網膜剥離治療が完了。昨年9月19日に病院に行ったのが始まりだったから、そこから7ヶ月経ったことになる。今月から地元の眼科での定期的な経過観察の検診を3〜4ヶ月に1回ペースで受けることになった。視力、眼圧、角膜、眼底、治った網膜まで、すべて問題なくひと安心。老化による目の衰えを“アイフレイル”というらしい。新しく憶えた言葉。アイケアを怠らないようにと自戒。

と言っていたら一晩明けて顔を洗って鏡を見たら、左目の白目が真っ赤に充血。網膜剥離したほうの目なので念のために朝一番に出かけて、2日連続で眼科へ。「結膜下出血」という診断。痛みも痒みも見え方の変化もなく、思い当たる誘引、要因がなくても出血することのある症状らしく、1週間かそこらで自然治癒するので心配ない、とのこと。だけど白目が赤いのは痛々しいし、参ったなあっていう感じ。目薬をもらって「全然大丈夫!」と先生は笑ってくれたけれど。

最後の「水曜日のインスタライブ」はサングラスをかけてやろうかな…。

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2024年04月16日

春のぬいぐるみ日和

春なのに25度を越える日があって、まだ体がびっくりする。
クマさんがお布団と一緒に太陽を浴びて気持ちよさそうだった。
こないだは散歩のルートの途中でお猿さんが貼り付けにされてたけど
彼は彼なりに楽しそうな顔をしてた。ぬいぐるみ日和っていうのがある。

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2024年04月13日

何色にも染まっていない場所

昨晩は30周年の南青山MANDALAにて、HEATWAVE山口洋さんの還暦記念本発売記念にして2年かけて61箇所を巡るソロツアーの初日というアニバーサリーの洪水のようなライブ。激しい雨と頬を照らす光を交互に浴びるような感覚。本に沿ったおしゃべり(ご本人は漫談とおっしゃっていたけどものすごく面白かった)と歌とギター、濃密な3時間でした。ここにもルー・リード、自身による日本語訳詞の「ワイルドサイドを歩け」を興味深く聴いた。ビーチ・ボーイズ「GOD ONLY KNOWS」の日本語カバーもまた聴けた。

とてもあたたかい日で久しぶりに都会に出てきた感覚が新鮮だった。南青山MANDALAに来たのはもしかしたは2007年カスタネッツ元さんの裸眼を手伝ってるときにトモフスキーさんの“ディナーショー”に出演したとき以来かもしれない。洋さんは仲井戸麗市さんからMANDALAを「何色にも染まっていない場所」だと紹介されたのだそうだ。この日は僕を繋いでくれた。とても心地のいい空間。ここで歌ってみたいと思う場所との再会でした。30周年おめでとうございます。

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Posted by monolog at 23:26Comments(0)